多汗症治療【ビューホット】の特徴と治療方法
多汗症の治療方法を調べていくと、
外科・美容外科クリニックでの治療方法に
『ビューホット』と言う治療があります。
ビューホット(View HOT)は、
ワキガや手足の多汗症の治療に使われています。
でも、具体的にはどんな治療法なの??
他の治療との違いは、どんなところ??
などの『??』も浮かんだりしますよね。
多汗症やワキガの治療方法も複数あるので、
その違いや、治療方法の選び方も気になるところです。
という訳で今回は、
ビューホットの特徴と治療方法について知ってみましょう。
ビューホット(View HOT)の特徴と治療方法
では早速、ビューホットの特徴から見ていきましょう。
多汗症・ワキガの治療機器には、
レーザー治療機・超音波治療機・高周波治療機などがあります。
ビューホットは2014年から日本に導入された高周波治療器機です。
気になる効果ですが、
日本人171人での国内臨床実験では
95%以上が1回の治療で改善を実感したとの評価が出ています。
では、その高い評価の理由と、特徴を見ていきましょう。
ビューホットのメリット・注目点はココ!
ビューホットは、特殊な高周波を患部に照射して
汗や臭いの原因となる『汗腺』を狙い撃ちする事ができます。
そのため、神経や血管を傷つけることなく、
汗の軽減、臭いの軽減をすることが出来る治療機です。
ビューホットでの治療メリットと注目点は
以下の通りです。
- 代償性発汗なし
- 切開しないから傷跡が残らない
- 施術後に包帯やガーゼ等の圧迫の必要なし
- 片脇約10分の短時間での施術
- 1~2回の施術でOK!長期間の通院不要
- 施術後の制限が殆どない
- 脇・手・足・頭にも施術可能
- 乳輪やデリケートゾーンも施術可能
- 高い効果と安全性
- 効果の断続期間が長い
代償性発汗・傷跡・施術後の圧迫がない
ビューホットでの治療は
切開をして交感神経を遮断したり、
汗腺を取り除いたりする手術とは違って
切開をせずに、高周波を照射することで汗腺を破壊して
汗と臭いを抑えます。
そのため、多汗症・ワキガ治療の後遺症である
- 代償性発汗の心配がない
- 目立つ傷跡が残る心配がない
- 施術後のガーゼや包帯の圧迫がない
と言うメリットがあります。
短時間での施術・術後の制限はほぼ無い
片脇で約10分、1回の治療で効果を発揮し
連続して通院する必要がないため、
体力面、時間の負担がかからないメリットがあります。
仕事や子育てで忙しく、通院時間が取れない方にも
負担なく治療が行えます。
ビューホットでの治療は、
極細の照射針が付いたハンドピースを患部に当て、
照射針を皮下に刺入れして高周波を照射させます。
切開の必要がなく、施術後に残るのは照射針の痕のみで
針痕も1ヵ月~1ヵ月半で治まると言われています。
術後の圧迫も無いので、当日~翌日にはシャワー入浴も可能となり、当日の運動も可能です。
仕事や学校、部活なども施術後の制限はありません。
患者への負担が小さいので、手術や行動制限が難しい
小学生や中学生のワキガ治療も可能だそうです。
脇以外の部位でも治療できる
ビューホットの主な治療部位は脇(多汗症・ワキガ治療)ですが、
切開せずに汗腺を破壊する特徴から、脇以外の部位にも治療が可能で
クリニックによって部位の限定はあるようですが
局所性多汗症に多い部位でもある
脇・手・足・頭・顔などにも施術可能です。
また、臭いの悩みに関してもワキガだけでなく
乳輪(チチガ)や陰部(下ワキガ)・肛門周辺(お尻ワキガ)にも
施術可能です。
複数の部位の汗や臭いの悩みの治療ができるメリットがあります。
そして、効果には個人差ありますが、汗への効果は特に高いようです。
高い効果と安全性・効果の断続が長い
多汗症・ワキガ治療機として、同じ高周波治療器のミラドライがありますが
ミラドライと比較すると分かりやすいと思います。
治療機器 | ミラドライ | ビューホット |
熱エネルギー | マイクロウェーブ (高周波) |
フラクショナルRF (高周波) |
しくみ | ・皮膚の表面から高周波を 照射して汗腺に働きかける ・熱エネルギー照射は 汗腺周辺の皮膚や筋肉 神経にもダメージ |
・極細の照射針を 皮下に刺入 ・汗腺レベルに 熱エネルギーを 作用させる ・ダイレクトかつ 効率的に熱を加える |
施術後の患部の状態 | ・熱がたまる ・皮膚の腫れや赤み ・皮膚が固くなる ・治療機の照射痕は 長方形の痕が複数個 |
・施術後の腫れ・赤み 痛みは軽減される ・照射針の跡は点状 1か月ほどで治まる |
術後の経過 (個人差あり) |
腫れ・痛み:3~4週間 しこり:4~6週間 しびれ:1~12週間 |
腫れ・痛み:殆どなし しこり:なし しびれ:なし 点状の痕が消えるまでに 痒みがある (瘡蓋が剥がれるまで) |
術後の患部の見た目 | ・赤みや照射痕が 消えるのは早い ・脇に腫れやシコリが 残り、違和感と痛みが 数か月続く事も |
照射針の痕が消えるまで 点状の痕が赤く目立つ |
ビューホットは照射針の深度を0.1mm単位で
調節が可能なため、汗腺の位置に合わせて
深度を変えながら高周波を狙い撃ちで照射でき、
他の組織へのトラブルが軽減されます。
ミラドライに比べ、施術後の腫れやしこりはなく
患者に負担がかかりにくいメリットがありますね。
効果の持続については、
皮下に照射針を刺入し、ピンポイントで汗腺を
破壊できることから、効果の断続が長く、再発のリスクが低いとされています。
医師からビューホットでどの程度の効果が見込めるのか、
と言う説明もされるので、医師の見解を参考にビューホットでの治療を進めるかどうかを決めても良いですね。
他の治療法でも同じですが、効果には個人差もある事を忘れないようにしましょう。
気になるビューホットの治療費用
ビューホットの治療費、気になりますよね~。
調べてみると、クリニックによって多少の違いはありますが、
両脇での相場は、30万円以上でした。
(ミラドライの治療費と大して差がありません)
金額も高額になりますので、
ビューホットでの治療を希望している方は
数件のクリニックに問い合わせて比較をした上で
信頼できるクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。