ワキガの原因は遺伝って本当??
前回はワキガの症状と原因について
お話しましたが、
今回は「ワキガになる原因」について
お話していこうと思います。
ワキガの原因は体質?遺伝の可能性も!
ワキガはホルモンのバランスが変化し始める
小学校中学年~思春期の間に発症することが
多くあります。
ワキガになってしまうのは、
決して不潔にしているからではなく
脇の下にあるアポクリン腺の数が多かったり
アポクリン腺の活動が活発な場合が殆どです。
アポクリン腺は個数も活動の活発さにも
個人差があり、アポクリン腺があっても殆ど
機能していない場合もあります。
では、なぜアポクリン腺の数が多かったり
活動が活発になってしまうのか??
その原因の一つには、遺伝という理由もあります。
ワキガが遺伝する確率
ワキガが遺伝する確率って、どのくらいなんだろう?
ワキガの疑いを感じている人にとっては
かなり気になるところではないでしょうか。
実はワキガの遺伝確率は、かなり高く
- 両親共にワキガの場合の遺伝確率は80%以上
- 片親がワキガの場合の遺伝確率は50%以上
という確率で遺伝すると言われています。
ワキガの遺伝子は、優性遺伝といって
遺伝しやすく、発症しやすい遺伝子で
ワキガ体質が遺伝すると、
アポクリン腺の数が多くなります。
ワキガ遺伝子を引き継いでも、必ず発症するわけではない!
ワキガの遺伝は高確率ですが
必ず発症するわけでも無いんです。
これには「ABCC11」という遺伝子に関連があって
耳垢の状態を決める遺伝子でもあります。
「耳垢が湿っているか、乾燥しているか」
によって、ワキガ体質の強さを予測する事ができるのです。
そして、ABCC11という遺伝子には
3つの型があって、
GG型=ワキガになりやすい
GA型=少々ワキガになりやすい
AA型=ワキガになりにくい
といった特徴があります。
ワキガ遺伝子を引き継いでいたとしても
必ず発症するわけではないのです。
ワキガの低年齢化!?発症したら、早めのケアを
ワキガが発症するのは第二次成長期以降が
殆どです。
女の子は、胸が発達し始めたり
男の子は、グッと身長が伸びたり
体が大人へと変わり始める時期で
小学校高学年ごろからが一般的ですよね。
しかし、近年は食生活の欧米化もあって
第二次成長期の低年齢化が進んでいます。
その為、小学校中学年から脇の臭いを
指摘される事も有るのだそうです。
大人であっても、子供であっても
ワキガには早めに対応していくことが必要です。
ワキガの臭いを押さえる方法としては
- 高脂質な食生活を避ける
- デオドラント製品の使用
- ボトックス注射
- 手術
などの方法がありますが、
手術はリスクも高くなってしまいます。
食生活とワキガ専用のデオドラント製品などで
早めにケアをしていく方がおすすめです。